この記事は2012年7月に公開されました。静岡県にはご当地シャツが多くあります。
今年もシーズン間近ですね、再びご紹介したいご当地シャツ、1つ目はこちら。
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梅雨の晴れ間となるとぐんぐん気温が上昇し、本格的な夏の到来を感じさせます。
(取材時は、梅雨明けしてませんでした。)
清水をイメージして作られた、「オリジナルシャツ」があると聞き、ライターあしたかが、
静岡市清水区にある『黒田呉服店』へやって来ました。
▲『黒田呉服店』
「黒田呉服店」では通気性や汗の吸収性に優れる浴衣地や手ぬぐい地を仕立てた「清水湊町シャツ」と「濱シャツ」を開発しました。
夏の電力不足による節電が話題となっているなか、誰もができる節電と言ったらなんだろうという問いかけから、
身につけるものによる取り組みを考えたそうです。
それがこのご当地シャツ「清水湊町シャツ」と「濱シャツ」の製作に至った経緯です。
※「清水湊町シャツ」は丸首前開き、手ぬぐい生地。
※アロハ風の「濱シャツ」はえり付き、綿100%浴衣生地。柄、種類が豊富です。
5代目社長の 黒田侑加さん
「呉服屋として102年になります、清水湊町シャツ、濱シャツは生地には汗の吸収もよく、乾きも早い手ぬぐい地や浴衣地、を使用しています。
染め方は注染(本染め)という、明治時代から伝わる伝統的な手法で染め上げており、生地の柔らかさや繊細さを奇麗に表現しております。
清水湊町シャツと濱シャツを多くの方に知っていただきたい。」と話していただきました。
華やかな絵柄の清水湊町シャツ!
写真にある金魚は色のぼかしを入れているのが、特徴とのことです。
波と黒潮をイメージして作られたシャツは、思ってもいない色に出来上がる場合があるそうです。
オリジナルだからこそ、色々なものができて、おもしろいのでしょうね。
自分のお気に入りのデザインのシャツをぜひ、着てみたいです!。
チャイナ型がうけています!
企画・運営担当の西田玲子さんが、お持ちになっているのがチャイナ型の濱シャツです。
襟とボタンもチャイナぽく、人気がありますよ。
私もお薦めします。この花柄はどなたでも似合いそう!。
▲『片山衣料株式会社』専務の片山恵太さん
清水湊町シャツと濱シャツの縫製を行っている。「片山衣料」さんに来ました。
片山さんが縫製工程を説明してくれました。
先日もお友達が、清水湊町シャツを4枚購入されたそうです。
「2011年に両シャツが作られて、今年で2年目なんですが勢いがあります。
我が清水の町の新しいご当地シャツということで、もっと地元で定着してくれたらいいなあ。」と話してくれました。
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▲縫製工程
清水湊町シャツを1枚1枚丹念に手作業で縫っています。
シャツにポケットを付けた時の全体のバランスや、肩の縫製位置にも気を遣って作られています。
▲完成!
仕上げにアイロンがかけられて完成です。
奇麗なオレンジ色と湊町文字の絵柄生地でシャツが仕上がりましたよ。
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清水湊町シャツを試着させてもらいました!
手ぬぐい地を使って作られているから涼やかです。同じ柄のウチワもあり、とてもオシャレです。
「黒田呉服店」では、今後日本全国のご当地シャツを作って、その土地のイメージを柄や色で表現していきたいそうです。
どんなシャツが開発されるのか、今から楽しみです!
この夏、清水のイベントに、家族みんなでお気に入りの清水湊町シャツ、濱シャツを着てお出かけしてはいかがでしょうか?
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※この記事は2012年7月に公開しました。
『黒田呉服店』
所在地 静岡市清水区入江1-8-23
TEL 054-366-0620
定休日 毎週水曜日・第3木曜日
営業時間 10:00~18:00